No.57 白い川

冬の白い風景は
寒さが募る程その美しさが際立つ
凛と冷えた朝
河畔の木々は白く凍り付き
氷の流れる川面からは
真っ白な川霧が立ち上る
人を寄せ付けないその厳しさに
何故か心が惹きつけられる

〜編集後記〜

こんな風景の釧路川を下るのが私の夢でした。
今冬の寒さがその夢を現実のものにしてくれました。
でも、寒かったです。(^_^;
気温はマイナス20度、カヌーを漕ぐパドルもその表面に氷が張って、次第に重たくなってきます。
聞こえるのはシャーベット状の氷が流れるサラサラという音だけ。
もしもこの氷で川が塞がっていたら、生還できなかったかも。
もう少し下流では、実際に川が完全に凍り付いていました。
かなりリスクの大きい川下りでしたが、おかげでとても現実とは思えない夢のような風景を楽しむことができました。